ほさめの落書き

気の向くままにつらつらと。

一番美味しかった食べ物について

 

食べる事が大好きです。毎日「今日は何をたべよっかなあ。」なんて考えているくらい。

料理も好きなので最近は食べて美味しかったもの、食べてみたかったものを自分で作ってご満悦の日々です。ビバ一人暮らし。

 

先日「一番美味しかった食べ物は?」って聞かれてとても悩んだんですよね。「好きな食べ物は?」という質問なら「カレーライスと生肉!」なんて即答するのだけれども。

 

かの阿茶の局は一番おいしいものを問われて「塩」と答えたそうです。(その後一番不味いものも塩、味付け次第で山海の物の味は美味くも不味くもなる。的なニュアンスの事を言っていたそうですが。) 「なるほど。」と思う反面、「そういう事を聞いてるんじゃないんだよ。」と思う面も多々。そんな余談は置いておいて、質問に対する答えは「選べません。。。」でした。そういう事を聞いてるんじゃないんだよって話ですね。はい。

 

でも簡単に選ぶ事はできないじゃないですか。強いて言うならば良さげなレストランや祝い事の際の「ハレ」なご馳走よりも、近所の定食屋とか家で食べるご飯とかの「ケ」のご飯の方が好きかなってくらい。

 

そりゃ目一杯着飾った料理はとっても美味しい。背伸びして一月前から予約したレストランのコースは確かに美味しかった。お店の雰囲気、料理の盛り付け、一緒に食べた思い出なんかも相まってキラキラした味だった記憶。でも案外印象に残っているのは高校生の頃に初デートで映画を見た後に食べたポテトだったり、二日酔いの朝にのんだしじみのお味噌汁だったりするんですよ。

 

他には裏庭でもぎったトウモロコシをそのまんま茹でたものだったり、部活動の後の5分の1位に薄めてキンキンにひやしたアクエリアスだったり、いつも人でいっぱいの賑々しい焼き鳥屋さんの60円のハツ串であったり。

結局のところ思い出深い味が好きなんだろうなって思います。それも今は手が届かない思い出のもの。思い出はいつも綺麗で、それだけじゃお腹が空くのかもしれませんが、食べ物の思い出は心なしかお腹も満たされます。これからも思い出深い食べ物にいっぱい巡り会えるといいな。

 

最後にこの文章を書きながらよぎった思い出の味の話。学生時代(とはいってもつい最近)住んでいた部屋から徒歩10分のところにあったエスニックカレー屋さんのランチサービスが大好きでした。日曜のよく晴れた日には二度寝をして11時頃に起きる。大通りをわざと外して細い裏路地をぐるぐる歩いてお店に到着。カウンターの中の黒板に書かれた「本日のランチ」を見てその日の気分で注文。運ばれてくるスパイスたっぷりのカレーにらっきょをこれでもかと乗せてあとは気の向くままに。

 

お会計の時にもらえる飴玉を舐めながらぶらぶらと今日は何をしよっかなーなんて思いながら歩く、そんな時間とカレーが大好きでした。もうあの町に住む事はないんだろうなとわかっているからこそ恋焦がれる青春の味です。美味しかったなあ。

 

以上